フィリピン人少女、強制退去まであと8日
親の強制退去に伴ってフィリピンへの帰国しなければならないことが問題となっている
まだ13歳、中学生の女の子。日本の中学校に通っている。
2年前に両親の不法滞在が発覚。
今月27日までに強制退去、つまり国籍のあるフィリピンにいかなければなりません。
日本で生まれ、育ち、言葉や文化、人間関係、学校などがあるにもかかわらず、いきなり言葉も分からない、知り合いもいない、なにもかも違うフィリピンに行かなくてはならなくなるわけです。
彼女の意志は「日本に残りたい」。多感なこの時期にこの処置はきつい
「大切な仲間なので。」
「誰かが行動を起こさないと変わっていかない」
と友人だろうか、インタビューがあった。
すでに強制退去になってフィリピンにいる他の少女の涙ながらの訴えもあった。
友人や先輩、塾の先生たちや商店街の人たち、街頭で署名活動を行っている。
不法滞在中に結婚して子供が生まれた場合、その子供も両親の強制退去とともに一緒に帰国しなければならない。
原則強制退去というのは日本の現行法では合法です。
しかしこのケースで強制退去になるのは、この少女。
両親の不法滞在がバレたという事で、いきなり帰国。
悪いのは親のハズ。子供を産んで居座れば、日本国籍をもらえると踏んでこの子を生んだのか?だとしたら物凄く悲しい。
この子に対してはとにかく「救済措置」は必要だと思いますが……親は……うーん、でも家族が……です。
これは罠というか棘(トゲ)に見えます。
でも、こういった例が、少しづつでもできはじめれば、国籍法が成立する前に「なんちゃって帰化」が成立してしまうのですね。
これを狙って入国してくる外国人も増えるし、それが抜け穴になるのでブローカーも暗躍できるという……ウラの面も大きい。
これが国籍法改悪がされると、もっと大っぴらにできるようになる。
「移民流入」です。
少子高齢化が喧伝されている日本は一挙に移民大国になる。
そして表向き多数決の世の中ですから、多数派を形成したコミュニティから日本が乗っ取られる可能性を開くことになる。
現在衆議院を通ったザル国籍法案は「DNA鑑定」すら認めていないとききます。
せめて「DNA」を調べ日本人の親がいると確認できれば認める、くらいに審査基準を上げる方がいいと思うのですが……。
このあたりの議論は尽くされているのか?国民に周知されているのか?
全然されてないといっていいでしょう。
これともうひとつ透けて見えるのは。
安い労働力が欲しい経団連関係者が露骨に法律に手を突っ込んで、賃金レベルを下げようとしていること。
そうでもして安い外国人の手がもっと手軽に欲しいようです、大企業のエライ人は。
煽りを食って日本人は賃金レベルで更に低く押さえつけられる、もしくは仕事が無くなるというわけ。
問題は、このユードーした昨夜の報道。
明らかに国籍法との関係がある事であるにもかかわらず、一切そのことに触れません。
口をつぐんでいる印象ありあり。
そして「かわいそうだ」一点張りの感想を添えて、このユードーを終える。
実際、この子の件はナントカしてやらなければ……。
って思いますよ、普通。これ見れば。
だからこそ、この報道はユードーなのだってこと、この少女は「人質」なのだってことに気づかなくてはならないのです。
なんの人質?
国籍法の改正(改悪)の。
国籍法の資料はほとんど明らかにされていません。
肝心なのはここです。
見るものの「情」にだけ訴える。
ホントにこの報道だけ見ていれば、なんでこんな聡明そうな女の子が、こんな不遇な目にあっているんだろう。この子だけでも認めてやればイイじゃないのか?それこそが大岡裁きってモンじゃないのか?っていう気にもなるってもんです。
これは「情」に訴えたお涙頂戴の、りっぱな「ユードー」です。
逆に「元厚生事務次官連続襲撃」の件をみてると「恐怖」だけを煽っている風に見えます。
実際、怖い話です。悲惨です。しかも痛ましい。
その上、その原因は「謎」というのが、より不安感を煽る。
でも、それをそのままやっただけでは「野次馬」と、何も、かわらないのです。
風になびく葦です。
繰り返し、各局で「警察が発表した内容」を現場からの中継を交えてこれ見よがしに見せる事が、どれだけ本質をぼかしてしまっているのか、1局くらい「アレ?おかしいぞ」と報道姿勢を変化させてもいいではないかと考えるのですが、1局も出てこない。
これの後ろで何が行われているのか?
これから起こる裁判員制度の混乱も、矢野氏の件も、年次改革要望書の件も、元空自幕僚長の件も、G20の話も、補正予算の件も、2兆円バラマキの件も、10兆円持ち出しの件も、15兆円焦げ付きの件も,経団連のエライ人の暴言も、そしてこの国籍法改悪の件もどれもこれもゼーンブぶっ飛んで、「恐怖」一色に染める。
だからこそテロル
ところで……
前例がない連続襲撃事件などといっていますが血盟団のことをお忘れですか?
「血盟団事件」ウィキペディア
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%A1%80%E7%9B%9F%E5%9B%A3%E4%BA%8B%E4%BB%B6
それが起きたのは1932年とあります。
ゲルニカ空爆はこの5年後
このほぼ10年後には、ヒト フタ マル ハチ ニイタカヤマノボレです。
教育基本法もかわっているし、個人情報保護法や国民投票法もある。
もしかすると共謀罪的な振る舞いをする、その名前と、そのやることが思いっきり乖離している法律がスルリと決まるかも知れない。
悪法が出来てから、その威力が発揮されるのは、だいたい3年から10年後。100年前よりはものごとの進み方が早いから、1年か2年で効いてくるでしょう。とにかくほとぼりが冷めたあたり。
それがいつか来た道にしないようにするには、報道に「目を覚ませ!」と言い続けるしかないのです。
すでにユードーされている事を「外部」に追いやる考え持ち、常にユードーされていることが己の「内面」になることを疑うしかないのです。
矢継ぎ早に起きている「大変だ、大変だ」を俯瞰する目と、あきらめないタフな心が必要。
これは純朴な民にとっては、まことにしんどい。
