こわれたおもちゃをだきあげて

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完コピーです。今伝えたい文章ですので。

魑魅魍魎男さま

★阿修羅♪ > 原発・フッ素46 > 261.html
もう一つの被爆劇画 「ある惑星の悲劇」 
http://www.asyura2.com/16/genpatu46/msg/261.html
投稿者 魑魅魍魎男 日時 2016 年 8 月 06 日


広島・長崎の原爆投下から今年で71年。

久しぶりで被爆劇画「ある惑星の悲劇」(手記・草河達夫 劇画・旭丘光志)を読んでみた。

原爆被爆をテーマにした漫画というと、何と言っても中沢啓治氏の「はだしのゲン」が有名だが、
「ある惑星の悲劇」も忘れてはならない作品である。

この作品は、草河達夫さんという方の手記を元に漫画家の旭丘光志さんが描いた100ページあまりの短編で、
1969年に週刊少年マガジンに数回にわたって連載され、大変な反響を呼んだ。
手記と合わせて単行本化されたほか、劇画は1980年代にも再出版された。

「はだしのゲン」が子どもによる被爆体験を元にした作品なら、この作品は四十代の大人の被爆体験記
であり、視点がかなり異なる。

草河さんは1904年生まれ、東京で暮らしていたが、幼い一人息子をシャープペンシルの誤嚥で亡くす。
戦争で麻酔薬もなく、切開手術に幼い身体は耐えられなかったのである。

悲しみにくれながら、夫妻は空襲がひどくなった東京を離れ、奥さんの故郷である広島に移住。
そして1945年8月6日。彼が勤労奉仕に参加する予定だったが、その朝はまるで身代わりになるように
「私が行く」と奥さんが出かけた。

午前8時15分、原爆投下。爆心地から900メートルという至近距離でありながら、幸い彼はつぶれた家の
空間に放り込まれ、かすり傷一つ負わなかった。
そして妻を見つけようと、業火に包まれる広島の町をさまよう。地獄と化した広島の描写がすさまじい。
あまりの悲惨さに絶句する。実際に体験した者でなければ決して書けない恐ろしさがある。

廃墟の中で黒い雨を浴び、髪の毛が抜け、めまいを起こし、血を吐き、ついに気を失う。
気づくと病院のベッドに寝かされており、原爆症と告げられる。戦争は終わっていた。
愛する妻はついに見つからず、失意のまま東京に戻り一人暮らしを始める。

それまでは大病一つせず健康だったものの、被爆後は急に体力が衰え、根気がなくなり、
たえずいくつもの原因不明の病気に悩まされ、何度も入退院、手術を繰り返す苦難の生活を送る。
11年目には、入院待ちの間に自宅で大量の喀血をし、九死に一生を得る。

劇画化を進めていた旭丘さんは、入院中の草河さんを見つけ出し、お見舞いに訪れる。

米ソが核実験に明け暮れる中、草河さんは、夢に出てきた奥さんに、広島での体験を
若い世代に伝えるよう言われ、この手記を書き始めたという。

そして、こう反省する。「あの戦争の原因は自分たちの世代にあるのではないか」

「ある惑星の悲劇」はこんな言葉で終わる。

「多くの人のしあわせをうばい、国民を恐怖と絶望に追いやった戦争
だれが この悲惨な戦いをまねいたか
だれが この死の戦いにかりたてたのか
私は知らない…だが
戦争の大きな歯車がまわりはじめたとき、軍事予算は大きくふくらみだし
国民の生活は苦しくなっていきました
それなのに わたしは 非国民とか、うらぎりものとかいわれるのをおそれて 
はっきり反対しなかった
勇気がなかったんだ
死んだ妻や息子に わたしは大きな責任をかんじています

わたしたちのあやまちを二度とくりかえしてはならん!
すこしくらいけがをしたっていい
だめなものには勇気をもって抵抗してほしい
私は若い人に、心からこのことばをおくりたいのです..... 」

いつか来た道をまた進む日本。全く同じ状況下にある我々の胸にぐさりと刺さる言葉である。

単行本のあとがきに、彼を苦しめた疾患が列挙されている。

大動脈硬化症、冠硬化症、肝機能障害、気管支拡張症、慢性気管支炎、肺気腫、胃切除後遺症、
胆石症、変形性脊椎症(頚、胸、腰)、抑鬱反応、レイノー症候群、パーキンソン症候群、
心不全EKG(右脚ブロック)、老人性白内障、坐骨神経痛、拘束性換気障害、
呼吸不全(肺機能50パーセント)、低たんぱく血症、慢性膵炎、高眼圧症、低血糖症候群、
大腸過敏、三次白内障。

胃や胆のう、十二指腸などを切除したため、油ものはダメ、カフェインもダメと、食べられるものが
極端に限られてしまったという。

脱毛、めまい、喀血、失神などの急性被ばく症状も含め、すでに我々にはなじみがある症状、
疾患ばかりで慄然とする。

残念ながら「ある惑星の悲劇」は現在、絶版である。

広島・長崎の被ばく体験者の大半はすでに他界しており、体験談を直接聞くのは容易ではない。
現在活躍中の作家が、被爆をテーマにした作品を新たに執筆・制作したくても不可能に近い。

そういった意味でも、「はだしのゲン」と同様、決して埋もれさせてはならない、
世代を超えて広く読み継いでいくべき貴重な作品である。

ぜひ復刊をお願いしたいと思う。


(関連情報)

「ある惑星の悲劇、 絵本・はだしのゲン」 (夕闇漫画館・犬多一)
http://book.geocities.jp/inudahajime/aruwakusei_hadashinogen.html

「ある惑星の悲劇」 (amenmama tumblr)
http://amenmama.tumblr.com/post/93916664895/%E3%81%82%E3%82%8B%E6%83%91%E6%98%9F%E3%81%AE%E6%82%B2%E5%8A%87

「旭丘光志」 (ウィキペディア)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%AD%E4%B8%98%E5%85%89%E5%BF%97

「ほるぷ平和漫画シリーズ」 (ウィキペディア)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%BB%E3%82%8B%E3%81%B7%E5%B9%B3%E5%92%8C%E6%BC%AB%E7%94%BB%E3%82%B7%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%BA



戦争反対
原発反対


自分の幼い頃は、この時期、マスコミはこぞって戦争はこりごり、戦争はいけない、原爆はダメだ、と特集を組んでいた。
秋山ちえ子さんが語る番組を何度も聞き、見た。

今は、「だってあっちが悪い・・・」「うかうかしていられない」「貢献しないといけない」返す刀で「政治的中立性」(それを政府が言うか!?)「スラップ訴訟」「沖縄・高江へ機動隊で殴り込み」「老朽原発再稼働認定」「新規原発建設土地取得許可」などほとんど誰も望んでいないことを説明もろくすっぽ放棄して勝手にすすめる。

少し立ち止まって、考えてみてほしい。

「ある惑星の悲劇」 (amenmama tumblr)さまより引用

 <前略>
作者のエンディングの言葉が心に突き刺さる。この言葉を私達は深く心に刻みこむ義務がある。

「多くの人の幸せを奪い、国民を恐怖と絶望に追いやった戦争。誰が この悲惨な戦いを招いたか。誰が この死の戦いに駆り立てたのか。私は知らない…だが

戦争の大きな歯車が回り始めた時、軍事予算は大きく膨らみだし、国民の生活は苦しくなっていった。それなのに私は非国民とか、裏切者とか言われるのを恐れて はっきり反対しなかった。勇気がなかったんだ。死んだ妻や息子に私は大きな責任を感じている。

私達の過ちを二度と繰り返してはならん!少しくらい怪我をしたっていい。駄目なものには勇気をもって抵抗してほしい。私は若い人に、心からこの言葉をおくりたい…」

過去と現在の状況が恐ろしいほど類似している。愚かにも、再び同じ過ちに突入していくのなら、戦争で無念に亡くなっていった膨大な人々の犠牲はなんだったのか。

作者のエンディングの言葉が心に突き刺さる。この言葉を私達は深く心に刻みこむ義務がある。



くりかえしになるけど、まさに「作者のエンディングの言葉が心に突き刺さる。この言葉を私達は深く心に刻みこむ義務がある。」



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