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プログレ感のある劇的なるオブジェ
劇団新人類人猿 演劇身体塾
「Composition ~制御不能~」
金沢市民芸術村 Pit2 ドラマ工房
日時:10月1日 15:30開演 / 20:30開演  10月2日 15:30開演

初日拝見。10月1日15:30の部。

入場、即、驚きの空間演出である。
これこそ、その場へいって体験してみるといい空間。(ネタバレになるので・・ご容赦)
舞台使いはいつもの様に割と定番的な使い方。ところがそこに展開している世界感は、我々劇団110SHOW稽古場下にあった“P-SPACE”でのそれを彷彿とさせる。
その場所に留まって、そこで何が起きるか目撃したくなる、とてもいい場所。
むしろ「俺にも一言言わせろ」的な参加型オブジェとして21世紀美術館にあってもいいんじゃないかと思える意匠。
照明といい、音響といい、非常に効果的で素晴らしい。
衣擦れというか、紙擦れが醸す、その「事後感」。巨大な「やっちまった感」を背負いながら、もどかしくも決定的に、うごめく俳優たち。
プログレッシブロックの永遠のイントロ感。そこはアーツっぽく感じる。
まさに新人類人猿的に「今」というものに接近してみようとしている意欲作である。

俳優の存在感と、その想い。それを伝えるツールとしてのズタズタに切り刻まれたダイアローグ。それは報告として、懺悔として、侮蔑として、警告として、祈りとして放り出される。
「おい!こっちを観ろ!目を逸らすな!みてみろよ!これが今だよ!」というような元気のいい暴力的干渉を強要してくる青くさい理不尽さはない。拾うのも自由、拒否するのも自由。冷静に鑑賞できてしまう。そういう意味では洗練された手際の良さがあり、パフォーミングアーツ初心者でも大丈夫だ。
億劫がらずに観てみるべきだろう。
むしろ扱う言葉に聞き覚えがある“まだ決着のついていないもの”が聞こえ出すと、その先を正確に聞きたくなってしまう。
そのとたん「ああ、これは舞台表現だったなぁ」と自嘲気味に引き戻す自分がいたりして・・・。

ホントは思いっきりぶっ叩かないとヤバイ崖っぷちなんだよな。

劇場を出たあとの、のんびりと、のほほんとした、拍子抜けするほど穏やかな芸術村の風景。
その空気に対し、薄皮一枚向こうの退っ引きならない重大なる危機を、どう皮膚感覚として伝えたものか・・・みるものとしても、やるものとしても、ものすごいテンションの差を感じてしまう。
その空気から、所詮芸術は演劇は世の中を変える事などできはしないのではないかという不安、諦念も感じてしまいがちだ。
いやいや、かつての南米での直接行動ほどではないにせよ、こういうアプローチが手を替え品を替え為され続けるのが肝要なのだろうと考えを新たにしてみる。絶望的ではあるが、戦うのだ。デモともジャーナリズムとも違う、別の切り口で。
この芸術村でなされる事が観客を通して人々に届き、あの「狡猾」な連中に囲い込まれて、隠されて、乗せられて、群れさせられ、羊のように、豚のように飼い慣らされている「今」が心底恐ろしいものであるとの気づきが起き、あの狡猾な連中に負けないくらい「狡猾」に準備を始めるきっかけになればと思っている。

構成演出:若山知良
照明:寺田裕子
音響:中山聡子
舞監:TA96
協力:隅谷美根 納谷春佳 樋口香里
出演:茶谷幸也、所村佳子、植木さやか、山下大輔、今井淑恵
料金:前売 1,700円  当日 2,000円
問合せ:076-229-0881 または ruijinen@gmail.com

スイス国民にはこの本が無償で配られているらしい。スイスは・・・徹底している。
民間防衛 新装版―あらゆる危険から身をまもる民間防衛 新装版―あらゆる危険から身をまもる
(2003/07)
不明

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[2011/10/01 19:03] | シバイ | page top
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